よくできてる!
「ひみつの花園」以来、ファンでいる矢口カントクの最新作。フジテレビとANAのバックアップを受けてじっくり取り組んだだけあって、細部までしっかり作られた良作でちょっと前にあったJALのヤツとは雲泥の差だ。宣伝を見ると綾瀬はるかや田辺誠一の空中ドタバタコメディみたいに感じるけど、実際は飛行機運航に関わる人たちの群像劇。だからアクの強い綾瀬はるかはかえって邪魔だったような気がする。また前述したようにしっかり取材し、interestingな部分が充実していただけに、本来の得意技である下らない面白さがほとんどなかったのは少し残念だ。でも雲を抜けた大空のような清々しい気分になれるのは間違いないかな。