設定の勝利。
1000人に一人の確率で国に抹殺される若者に、1日前にそれを伝えにいく役人の話。演技がどうとか役者がどうとか以前にこの舞台を作り上げた段階でこの映画はある程度「勝ち」だ。「明日あなたは死にます、お国のために」そう告げられた人間の様々なリアクションは常に「お前ならどうする?」とナイフをつきつけられているようで、胸がズキズキした。お国のために沢山の若者が命を捧げ、それが当たり前だった戦時中と重ね合わすためや、原作マンガの読者層に合わせるために死ぬのは18~24歳の男ばかりだった。でも他の年代や女性がターゲットだったら全然違う話が出てくるだけに、映画化する時にそっちにも話を広げて欲しかったというのが唯一残念な点。あと1日、あなたならどうする?
1000人に一人の確率で国に抹殺される若者に、1日前にそれを伝えにいく役人の話。演技がどうとか役者がどうとか以前にこの舞台を作り上げた段階でこの映画はある程度「勝ち」だ。「明日あなたは死にます、お国のために」そう告げられた人間の様々なリアクションは常に「お前ならどうする?」とナイフをつきつけられているようで、胸がズキズキした。お国のために沢山の若者が命を捧げ、それが当たり前だった戦時中と重ね合わすためや、原作マンガの読者層に合わせるために死ぬのは18~24歳の男ばかりだった。でも他の年代や女性がターゲットだったら全然違う話が出てくるだけに、映画化する時にそっちにも話を広げて欲しかったというのが唯一残念な点。あと1日、あなたならどうする?