顔の偉大さ。
男前でもないけど、それほど不細工でもない。でも一度見たら忘れない顔ナンバーワンでおなじみ?の荒川良々主演の癒し系映画。いろんな意味で無器用でダメな人たちが、なんとなく小さな幸せを見つけていく姿に「私あれよりマシやわ」と安心感を持つからか、必要以上にあったかくてオフビートな空気が充満している。確かにちょっと前までは頑張りすぎの人たちも多かったので、こういう映画も意味があったんだろうけど、今のだらけた連中に「そのままで全然大丈夫だよ」なんて無責任呼び掛けるなんて!ウケるかもしれんけど、それは社会の発展に水を差す行為なんじゃないやろか。