少なくとも、ぽん酢しょうゆのあることではない(古!)
ダムの底に沈むことになった廃村にそれでも住む老人たちを15年も追いかけたドキュメント。まず驚かされたのは彼らのたくましさだ。電気もガスもない家に住み、道もなくなった山に登って山菜を取って生活する。20や30の若者でなく、70越えたオバアがだ。それも事情で仕方なくではなく自ら望んで村に戻り、そんな生活をしみじみ「幸せだ、神様に感謝してる」とさえ言う。しかしいよいよダムの底に沈むことになり、村を離れて便利な都会に移住した途端、惚けてしまう。人間は幸せな生活を得るために自然を切り開き、文明社会を築いてきたはず。でも幸せってなんだろう?ふと考えずにはいられない作品だった。