後ろの人には迷惑だったかもしれない・・・。
最近流行りのブロードウェイミュージカルの映画化。まだ黒人差別の残っていた60年代のボルチモアで太めの女の子がダンサーに憧れて・・・という話だが、そんなの関係ねぇ!ストーリーをしっかり伝えつつ、曲としても一流の歌と主人公の笑顔が最高。見ているうちにどんどん幸せな気分になっていった。ミュージカルものの場合、どうしても迫力不足になって「ナマ舞台みたいなぁ」となりがちだが、曲のテンポとかかる間隔のせいかそれを感じるヒマもなく、終盤は爪先や腰から沸いてくるビートを止めることができなかった。おとなしく映画館なんかでみたくない、体育館で踊りまくりたい、カラダが震える作品だ。