まだ続いてるんだ。
太平洋戦争や原爆のことはこれまでいろいろな形で知ってきた。大人になって誰がいいか悪いかとか、単純な問題ではないと感じるようにはなったけど、でも戦争は過去の出来事で、そこから何を学ぶかというのがポイントだったと思う。
でもこの作品をみて、過去ではなく現在進行形な事に気付かされ、正直驚いた。だって50年だぞ。終戦の時、赤ん坊だったウチの親父はすっかり孫にデレデレのじいさんだ。(あんま関係ないけど)謝ったはずの問題をいつまでもほじくり返して、謝罪にカネよこせ!という連中にはウンザリだったが、まだ歴史の教科書に収める問題じゃないんだなぁ。
その良さを支えたのは何といっても麻生久美子の好演!現代劇?では何か体温低そうで違和感があったが、今回はハマり役。色の薄い存在感がバッチリだった。夕凪の国パートはジーンときたなぁ。