目を覆いたくなる映画だった。虐殺された犠牲者にだけではない。そこに写っている人間の醜い姿にだ。部族間の争いによる集団虐殺。隣の人が突然民兵を名乗り、血まみれのナタを平気で振り回せるようになる集団心理は確かに恐ろしいが、戦争なんだから仕方ない部分もあると思う。もっと印象的だったのは良心のかしゃくと戦いながら、結局自分を守ることしかできなかった白人たちの弱さ、彼らを頼り裏切られた時のツチ族住民の悲しい目、そして信念を貫き通した神父の大きさだ。だいぶスケールは違うけど、自分たちの中にもある弱さをズンズンつつかれたのが、見終わってヘトヘトになった理由みたいだ。