町の事業として、となり町と戦争します。シチュエーションコントのような設定には驚かされた。役所仕事だから偵察の燃料代に領収書が必要だったり、報告書に訂正印がないと認められないのは面白かったけど、観客にも戦闘の気配を全く見せずにあそこまで引っ張るのはしんどいと思う。だけど、それでもこの映画全体をもたせていたのは、原田知世の存在だ。現実と設定のゆがみを一人で背負い、感情を押し殺して業務に徹する。みていて、ほのおかしい気分になれたのは彼女の頑張りのおかげだと思う。次回は町の中の癒着とか勢力争いなんかもからめると面白いかも。