映画としてはベタだし、スタンダードで古いタイプだ。でもいろんな意味でおもしろい作品なのでいろんな面から書いておきたい。

すごい面:イ・スヒョンさんの実際に取った行動。無謀ではあるけど勇気には敬服する。考えてみたけど俺にはできない。
きもい面:スヒョンさんは賞賛されるべき人物なんだけど、言動が家族を含めてカンペキすぎ。かえって親近感がわかなくなるのでは
ずるい面:誰にも否定しづらいし、確かめようのない「亡くなった、いい人」の思想を自分たちの都合のいいように創作しているところ。あれじゃ「あの人が言うんだから正しいよね」と思っちゃうわ。
こわい面:ヤフーのレビューですごい批判の嵐にさらされている所。しかもその理由の大半が「韓国がすごくて日本はダメだと言ってる」いう点に集中している所。わからんことないけど、どっちの国にもいい人、ダメな人がいると思うわ。
笑える面:その酷評は名作「デビルマン」以来だということ。あと主役のイ・テソンが男前なんだけど、どことなくメッセンジャーの黒田さん似で、見ている間ずっとそのことが頭から離れなかったこと。