息子のために貧乏から這上がるお父さんロッキー、そういう話だ。俺の琴線にふれまくりかと思ったがそうでなかったのは物語の大半が不幸、努力、不幸、努力の繰り返しで占められたから。ささやかな幸せや冴えたやり方は一切はいらず、ガムシャラで諦めないばかり強調されてもこっちが辛くなってくる。またお父さんは頑張ったけど、その間の息子の境遇はどうだ?彼の気持を考えるといたたまれなくてたまらなくなった。この話、オヤジが回想する形だったけど、息子目線にした方がグンとよくなる気がした、演技も息子の方が達者だったし。