自分は何もしていないのに犯罪者の弟という差別にさらされて生きる主人公。犯人の刑が確定し刑務所に入ったら終わりではなく、そこからまだまだ続く長く苦しい道程にスポットを当てるという視点はさすがだ。見ていてどんどんせつなくなり、罪というものについて改めて思うところがあった。ただ邪魔だったのが、沢尻エリカのうすっぺらい芝居と関西弁。黙ってりゃ可愛いのに。井筒さんに鍛えなおしてもらってこいや。