
ええカッコしすぎちゃう?
マンガの実写映画化は結構多いけど、これは漫画家本人が監督している珍しい作品。しかも金出してるのがソフトオンデマンド。大阪でも単館上映だし、DVD化のための箔付け公開ミエミエだったけど、いろんな期待を胸に普段行かない劇場に足を伸ばした。
原作は有名なマンガなので説明不要だろうが、田舎の高校~東京でのキャンパスライフを舞台にしたリビドー満載の物語だ。東京での大学生活っていったって、野郎はほとんどヤルことしか考えてない。原作ではそんな頭の中で展開する、ケンドーコバヤシのネタばりのめくるめく妄想を描いてあるあたりが面白かったんだけど、映画ではイマイチ。絵より台詞の情報量で勝負していた作品だけに、それを表現しきれない素人監督のつたなさが目立ってしまった。
さらにえ~!と思ったのが終わり方。監督が主演する映画は時々あるけど、あんなしょっぱい芝居でしかも自分役。テレビのバラエティーに出てキンキン声でヒステリックに叫ぶのもたいがいだと思うが、どんだけ自分好きやねん!
こんなオッさんのどこに惚れたんか?水谷麻里(写真)よ!