
ドジョウはなかなかいないみたいだ。
トイ・ストーリー以降、ディズニーだけでなく各社がこぞって作り出したフルCGのキャラもん映画。もう20年以上前に対象年齢は過ぎているし、普通のアニメ観に行かない(除:ドラえもん&ジブリ)俺だが、とりあえずほぼ全部観に行ってはいる。
オモチャの世界も、ちょっと歪んだ童話の世界もとても気に入ったし、前作のアイスエイジはなかなか爽快な作品だったと思う。でも、なんでだろう?続編はことごとくつまらない。
やはりこの系統の作品の場合、CGでどれだけみたことがない世界を作り出せるかが、作品の面白さのかなりの部分を占めているわけで、2作目以降の「見たことがある」舞台設定では新鮮味がかなり薄れる。どの作品も新しい登場人物を加えたり、冒険させてみたりと工夫はしているものの、それほどキャラに深みがないだけに「無理矢理つくりました!」感が隠せなくなっていると思う。この作品もあのスクラット(予告編にも出てくるリスだかネズミみたいなヤツ)の活躍がなかったらちょっとしんどかったハズだ。
ヒット作の続編というのはある程度の固定客が計算できるし、おいしいんだろうけど、毎度毎度「今回はあの仲間たちが○○を冒険!」では子供だましでも続かないからやめて欲しい。あともう一つ、日本語版を作るのはいいけど吹替えに二流芸人とかタレントを「全く意味なく」起用するのもやめて欲しい。いくらヒロインだって、マンモスを演じるのが彼女だってのはどう考えてもおかしいやろ。