♪風の中のすばるぅ~♪砂の中の銀河ぁ~

アメリカに進出した日本のインスタントラーメンメーカー。他のアジア系企業との競争や、さまざまな国から来た労働者のコントロール、合理主義のアメリカ系企業の妨害など海外ならではのトラブルを克服しながら躍進して行く。その原動力となったのは会社と家族を愛する企業戦士たちだった・・・。

もうここまで書けば、あの番組を思い出さずにはいられないだろう。劇場を見回してみても、熱心な視聴者だったはずの夫婦50割引とかシニア割引の適用者ばかり。「ナルニア国物語」が子供のためのファンタジーなら、この作品は高度成長期を支えてきた彼ら世代のためのファンタジーだ。

ドキュメントじゃなくてあくまでファンタジーだなと思ったのは、社内がいい奴ばかりすぎるからだ。
彼らの何分の一かの経験でしかないが、会社で働いていて感じるのは「敵は内にあり」ということ。新しい企画を立ち上げる時に一番やっかいなのは、前例にない事を面倒くさがったり、失敗した時に自分に振りかかるかもしれない責任を恐れる身内。その説得に苦労したり挫折したり、本末転倒な話だがそっちばかりに神経をすり減らしているような気がする。

まあそんな理由で閉塞気味の日本経済に活力をって意図なんだろうし、いい物語ではあると思う。でも、それならもうちょっと若者にも見てもらえるキャスティングにしてもよかったんでは?

今時、七三分けの人が主役の映画ってなかなかないぞ。