
ど~でもええやん!
思わず、途中でつぶやいてしまった。
アカデミー賞最有力!この時期になると枕詞のようについてまわる宣伝文句につられて何となく見に行ったこの作品。選考委員でもなんでもないが、冗談じゃない!というのが感想だ。
オレの好きな「ブリジット・ジョーンズの日記」の元ネタにもなったというから興味を持って調べてみたら、原作の『自負と偏見』が出版されたのは1811年。日本だと江戸時代でっせ。11代将軍徳川家斉の時代なら「なんとか家の舞踏会に招待されましたわ、どうしましょう!」とか「末の妹が駆け落ちしてしまいました。何たるふしだらな」なんて物語も受け入れられたのかもしれないが、今は21世紀だよ。
古典を否定するわけじゃないけど、200年もたてば創作者たちの試行錯誤を経て物語だってさまざまな進化を遂げているはず。ベースはただの「見かけよりいい人よ!今まで気づかなかったわ」ラブストーリーでしかないのに、家柄とか身分の差なんていう現代人では理解しにくい世界観をこの時期にわざわざ引っ張り出してきて映画化する意図がよくわからん。
そうでしょ、ご学友!