幸せってなんだ~っけ、なんだ~っけ?

大昔、写真の人がポン酢しょうゆのCMで歌ってたヘタな歌、果たしてどれだけ覚えている人がいるだろうか?そんな事はどーでもいいのだが、そんなことを考えさせられた。簡単にいうと「法律上は人(法人)として扱われている企業が、利益追求のためにどれだけ人道に反することをやっているか?ということを検証・追及した」作品だ。

存在の目的がただ「金を稼ぐ」だけの人(法人)に良心や道徳が欠けているのは、ある意味では仕方ないと思う。しかし、もっと問題なのは「カネがあることが全ての幸せのモト」「自分の生活レベルを維持・向上するためなら他人に迷惑がかかろうが知ったことじゃない」という企業のような価値観を個人が持ちつつあるということじゃないだろうか?

解釈がまちがっているかもしれないが、全てにおいて利益を優先し、そのためなら政治も人心も簡単に動かすという資本主義、拝金主義が今や世界を覆いつくそうとしているような気がする。この映画ではそれが地球を破壊していくという方向に警鐘をならしていたけど、もう一つ提案したい。それぞれ個人が一度立ち止まって「幸せって何だ~っけ」と考えて見てほしい。プライスレスなヤツがあるはずだ。

…と真面目な事を書き散らしてしまったが、この映画長すぎる!ちっさな劇場の半分は途中で寝てたぞ。