一言でいうとキモい。

2006年をこんな映画でスタートしてしまったのは残念だが、見ちまったんだから仕方ない。俺がアホなのかもしれんけど、登場人物への共感度ゼロ。常に「何で?」という疑問が頭から離れない作品だった。

どうもエドワード・ノートンっちゅうヤツは黙ってりゃ爽やかな好青年なのに、それじゃイヤみたいでわざわざ一癖も二癖もあるキャラクターをやりたがる。アメリみたいな女の子の「不思議ちゃん」は許せるけど、野郎はそうはいかない。流れ者のカウボーイは大いに結構だが、ちゃんとバックグランドを説明してくれないと突飛な行動に一切理解も共感もできない。いくら正月明けの仕事に身の入らん時期といっても、2時間ひたすらイタい人を見せ続けられるほどヒマじゃないわ。

もうひとつ、気になった点。お父さん役のデビット・モースという役者さん(写真)。脇役でよく見かけるんだけど、どう見てもテリーマンにしか見えない!