…なんにしよ?

ボードゲームで止まったマスの出来事が実際に起こるというのは「ジュマンジ」と同じ設定。というか冒険する世界を宇宙に広げたら…というだけの作品だが、こういうのおっちゃん、大好きだ。

俺らの世代でボードゲームと言えば、何と言っても「人生ゲーム」だ。小学生で赤い字の借金を山ほど抱え、ブルーやピンクの子供を背負う責任を感じさせられた。だから映画を見終わり、あれ「ザスーラが人生ゲームだったら面白いな」と思ってタカラのサイトを見に行った。
http://www.takaratoys.co.jp/jinsei/product/lineup.html

いろんなバージョンが出てるのは噂で知ってたけど、毎年新作があってそれぞれ世相が反映されたマスがあるのにはビックリした。今年の流行は若手芸人とホリエモンということで「人生ゲーム芸人魂」と「人生ゲームM&A」の2本が新作だそうだ。

M&Aの方はえらく景気がよくて、いきなり一マス目から放送局を買収しちゃうし(でも1000億もすんねん)、所属タレントのブログがヒットしたくらいで200億も儲かる。もちろん損失のほうも株取引に失敗して3000億くらい損したりするから、もしザスーラばりに実際起こっても、アップダウン激しく結構楽しめるような気がする。

でも芸人のほうは厳しいわ。人生ゲームでは定期的にやってくる給料日にもらう額を決めるため序盤で職業を決める。この芸人魂では最初に5を出すと現れたマスには「マイケルになれる」。6を出しても「波田陽区になれる」。最悪なのはどのマスにも上手く停まれず職業選択ゾーンを通り過ぎてしまった場合だ。写真の男に強制的にされてしまう。イヤだぁ!突然髪の毛がサラサラになっちまうのはイヤだぁ!!慶応出てるのに後ろ指差されるのはイヤだぁ!

すっかり映画から離れて人生ゲームの話になってしまったが、ひとつ印象的だったのが願い事が必ず実現する流れ星のマスだ。願い事はひとつだけ。そんな時、あなたなら一体何を願うだろうか?
邪な男としては「願い事が無限に叶うカードが欲しい」という卑怯な手を使いたいところだけど、ヒラヒラと紙が落ちてきて「その手は食わないよ」とか書いてありそうでイヤだなぁ・・・。