冷酒とか、焼酎のお湯割が欲しくなるね!

ディズニーがクリスマス―正月に向けて投入してきたCG大作というから楽しみにしていたが、ある意味期待ハズレ、同時にある意味期待以上の作品だった。

ハズレの部分、「今までのディズニーキャラの中で一番運が悪い」チキンリトル、運だけじゃなくて顔も悪すぎるというかごっつい貧相。周りのキャラもブサイクさにかけては怪作「リロ&スティッチ(写真)」並み。子供たちがとても感情移入できると思わないし、キャラ商品でグッズだアトラクションだと次々儲ける作戦のディズニーとしてはかなり厳しいんじゃないだろうか?

アタリはかなりストーリーが胸に食い込んできた部分。チキンリトル父の「わが子を思う気持ち」「わが子を信じるということ」そして「わが子のためなら何だってできる」。セリフを聞きながらいちいち自分の息子が脳裏に浮かび、身の引き締まる思いだった。頑張って育ててこう!

ただこれは今の俺みたいな立場だから感じるものであって、彼女の「かわいぃ!」を期待してクリスマス前のデートで来た兄ちゃんとか、冬休みのお楽しみで見に来たちびっ子諸君にはわかるまい。そんな意味でかなり大人向き。イカの塩辛みたいな映画なのだ、これ。