イギリスという国、行ったことはないけど嫌いじゃない。いろんなモノの発祥の地だと妙に偉そうなのは気に入らんけど、まあ近代の礎を築いたのはイギリスだろうし、映画や音楽もいいものがたくさん発信されてる。昔は植民地バリバリだったのが、今じゃちっぽけな島国ってのも親近感が沸く。でも唯一俺には合わないのが笑いのセンスだ。
ストーリーの中にコメディの要素が入ってるくらいなら共感できる部分はあるが、この映画とかビーンみたいに完全にコントチックなものはボケのベクトルの違いに唖然とさせられることがほとんどだ。

もちろん彼らから見たら極東の僻地、日本で公開されるくらいの作品なんだから本国では人気があるんだろうし、笑いのレベルがどうこうとは言えない。でも、あの油っこいだけのフィッシュ&チップスがいいか、味噌汁と漬物がいいか、そういうレベルの国民性とか文化の大きな違いを感じる。
まあ俺は右翼でもないし、どちらが合うかそれは自由だと思う。ただ、その見てくれとかUK発というだけでファッショナブルだと思い込み、「おバカ映画」とかいうジャンルで括りたがる軽薄ライターには言っておきたい。ちゃんと見て書けよ!

ちなみに俺の思ってるイギリスっぽい人ナンバーワンは写真の彼だ。