寅さん亡き今、毎年夏の楽しみといえば花火大会とこのシリーズ!
大学生の頃好きだった女の子がなぜか釣りバカ好きで、彼女と話を合わすために初めてみたのは5作目くらいだったと思う。それが縁で引き込まれて以来、欠かさず見ているこのシリーズももう16作。自分の年も感じながら映画館に行ったら、もっと長いこと通っているであろう人達ばかりでちょっと安心した。
もちろん今回も人生の先輩方と共に大いに笑い、ちょっと泣いたんだけども、毎年思うのがマンネリ、ベタの偉大さだ。確かに展開は読めるし、興味深いとか凄いところは一切ない。でも同じようなシーンを見て安心して泣き笑いできる。笑いのツボを刺激されるというより、家族の笑顔を見ているようなどちらかといえばほっとした感覚。それを毎回シュチュエーションを変えながら的確につけるところに山田作品の人気の秘密があるんだろう。
ただ何でも行ける寅さんと違い釣りという制限がある点、スーさんが年のせいかほとんど釣りをしなくなってる点など難しいところも抱えてるなあと思った。
またストーリーに彩りを加えてくれる地方ロケだけど、今回はちょっとやりすぎ。悩んでる青年のバックの「SASEBO」のネオンとか、釣りしてる防波堤沿いにドラゴンボートとか、そりゃないだろ。なんたらフィルムコミッションには熱意はあるけど、作品全体のバランス感覚は期待できないぞ。
大学生の頃好きだった女の子がなぜか釣りバカ好きで、彼女と話を合わすために初めてみたのは5作目くらいだったと思う。それが縁で引き込まれて以来、欠かさず見ているこのシリーズももう16作。自分の年も感じながら映画館に行ったら、もっと長いこと通っているであろう人達ばかりでちょっと安心した。
もちろん今回も人生の先輩方と共に大いに笑い、ちょっと泣いたんだけども、毎年思うのがマンネリ、ベタの偉大さだ。確かに展開は読めるし、興味深いとか凄いところは一切ない。でも同じようなシーンを見て安心して泣き笑いできる。笑いのツボを刺激されるというより、家族の笑顔を見ているようなどちらかといえばほっとした感覚。それを毎回シュチュエーションを変えながら的確につけるところに山田作品の人気の秘密があるんだろう。
ただ何でも行ける寅さんと違い釣りという制限がある点、スーさんが年のせいかほとんど釣りをしなくなってる点など難しいところも抱えてるなあと思った。
またストーリーに彩りを加えてくれる地方ロケだけど、今回はちょっとやりすぎ。悩んでる青年のバックの「SASEBO」のネオンとか、釣りしてる防波堤沿いにドラゴンボートとか、そりゃないだろ。なんたらフィルムコミッションには熱意はあるけど、作品全体のバランス感覚は期待できないぞ。