父親って・・・どんな存在なんだろうとしみじみ考えさせられた佳作だった。
俺は今一児の父親で、自分のオヤジも幸いなことに元気だ。息子はまだ小さいので俺がどうこうというのはこれからの話になるが、俺は面接なんかで「尊敬するのは両親です」とかいうヤツに胡散臭さを感じていたし、感謝はしているが尊敬しているというのとは違う。
忙しい人だったからそんなに遊んでもらった記憶はないし、自分が得意だからと半ば強制的に教えられた習字は苦痛ですらあった。でも少ない小遣いの中で外食に連れて行ってくれたりしたのは大変だったろうなと今、彼の立場にたって初めてわかることもたくさんある。オヤジから何を学んだかと聞かれたら答えには困るが、何も影響を受けていないかと言えばウソになる。いったい彼はどんな父親になりたかったんだろう?
俺も父親として息子に期待していることもあるし、やってあげたいこともある。でもそれはこっちの思い入れだけの話で息子にとってはもしかしたら迷惑でしかないかもしれない。どんな風に接していけばうまくいくのか、オヤジ自身の失敗も含めて飲みながら話を聞いてみたい。劇場からの帰り道、そんなことを考えた。
俺は今一児の父親で、自分のオヤジも幸いなことに元気だ。息子はまだ小さいので俺がどうこうというのはこれからの話になるが、俺は面接なんかで「尊敬するのは両親です」とかいうヤツに胡散臭さを感じていたし、感謝はしているが尊敬しているというのとは違う。
忙しい人だったからそんなに遊んでもらった記憶はないし、自分が得意だからと半ば強制的に教えられた習字は苦痛ですらあった。でも少ない小遣いの中で外食に連れて行ってくれたりしたのは大変だったろうなと今、彼の立場にたって初めてわかることもたくさんある。オヤジから何を学んだかと聞かれたら答えには困るが、何も影響を受けていないかと言えばウソになる。いったい彼はどんな父親になりたかったんだろう?
俺も父親として息子に期待していることもあるし、やってあげたいこともある。でもそれはこっちの思い入れだけの話で息子にとってはもしかしたら迷惑でしかないかもしれない。どんな風に接していけばうまくいくのか、オヤジ自身の失敗も含めて飲みながら話を聞いてみたい。劇場からの帰り道、そんなことを考えた。