ナンボや?

デートドクターという「モテない男にオンナの口説き方を指南する」商売の男が、自分も恋しちゃって・・・という結構ありきたりなストーリーではあるんだけど、そのダメな男たちがやってる事が過去もしくは現在の自分と重なって重なって、一人で勝手に恥ずかしくなってしまう映画だった。

デートなんかで見に行ったら、彼女がウケるたびに自分のことを笑われているようで居た堪れない気分になるから、男子諸君はなるべく一人で見に行った方がいいかも。でも、相談料ってどれぐらい出したらいいんやろう・・・?

まあ、そんなことを考えながらも軽い気分で楽しめる作品なんだけど、腹立つのは邦題だ。原題は主人公の名前でもあり、何かを引っ掛けたりくっつけたりという意味の動詞「Hitch」。ヒッチハイクのヒッチだ。シンプルだし内容にもあってすごく粋なタイトルなのに、それが何で「最後の恋・・・」に変わっちまうんだ?
大体、恋する時は誰でもその瞬間は「この相手が最後で最高の相手だ」と思ってするもんやろ。「あと残り何回の恋」なんて聞いたことないわ。回数券か!あるなら売ってくれ!買うぞ(自滅)

映画会社が自称「運命の人捜索中」のヒマなOLに媚びたような邦題の分だけ減点1。でも気をつけろ!連中は仕事が忙しくなくても、1000円均一のレディースデイにしかこないから儲けは少ないぞ。