5年前の夏休み、初めて沖縄に行った。大阪から沖縄本島までと本島から石垣までが、同じくらい遠いことに驚きつつプロペラ機に乗り、日本最西端の与那国、最南端(有人の)波照間を回った1週間だったが、一番好きになったのが帰る間際に2泊しただけの竹富島だった。
すっかり開発が進みリゾートホテルだらけの他の島と違い、新しい建物は建てることが出来ず、島で一番高いのは3階くらいの高さの展望台。車もほとんど見かけないし、島に1軒だけあるガソリンスタンドの営業時間は昼12時半から1時の30分だけ。そんなゆっくりした時間の流れに時間貧乏性の俺ですら「のんびりさせられて」しまった。
そんな竹富が舞台のこの映画、母と娘の切ない物語もよかったが、それより島と蒼井優の美しさがオーバーラップして見えて仕方なかった。
都会では小学生の女子が顔に色を塗りたがり、どんどん自然が開発されていく。確かに一応キレイにはなるだろうし、便利にだってなるだろう。でもその代償に失っている素肌のみずみずしさ、心和ませてくれる白い海岸。どっちが大事だろう?
蒼井優もノーメイクってわけではないだろうし、実は竹富だって条例で開発を禁止した「作られた昔のままの沖縄」っていうだけで、決して本来の自然な姿ではない。でも、それでも「美しいものを残していこう」と考えてるだけいいやんか。
子供を持つ親になった今、次の世代に遺産だとか便利さだけじゃなくて、ちゃんとキレイなものは残してやらんとあかん。それも俺らの責任だ、そう思った。
すっかり開発が進みリゾートホテルだらけの他の島と違い、新しい建物は建てることが出来ず、島で一番高いのは3階くらいの高さの展望台。車もほとんど見かけないし、島に1軒だけあるガソリンスタンドの営業時間は昼12時半から1時の30分だけ。そんなゆっくりした時間の流れに時間貧乏性の俺ですら「のんびりさせられて」しまった。
そんな竹富が舞台のこの映画、母と娘の切ない物語もよかったが、それより島と蒼井優の美しさがオーバーラップして見えて仕方なかった。
都会では小学生の女子が顔に色を塗りたがり、どんどん自然が開発されていく。確かに一応キレイにはなるだろうし、便利にだってなるだろう。でもその代償に失っている素肌のみずみずしさ、心和ませてくれる白い海岸。どっちが大事だろう?
蒼井優もノーメイクってわけではないだろうし、実は竹富だって条例で開発を禁止した「作られた昔のままの沖縄」っていうだけで、決して本来の自然な姿ではない。でも、それでも「美しいものを残していこう」と考えてるだけいいやんか。
子供を持つ親になった今、次の世代に遺産だとか便利さだけじゃなくて、ちゃんとキレイなものは残してやらんとあかん。それも俺らの責任だ、そう思った。