外観は理不尽な理由で収容所に閉じ込められ、そこで育った少年の逃避行。だけどそこに「『人』がだんだん『人間』になっていく」様子が見事に描き出されていた。
小さい時に両親と引き離され、生きていてもしょうがない収容所で育ち、自分を助けてくれた青年から「誰も信じるな」と教えられた少年は、はじめ笑うことも出来ず、目には暗くて深い闇があった。それが初めて体験する外の世界で接した人々や出来事により、少年は人を信じ、愛し、そして愛することを徐々に覚えていく。ラストは急展開すぎるところがあったが、少年の目の熱演にすっかりやられてしまった。
オギャアと産まれた時から赤ん坊も『人』ではあるけれど、親や周りの人にたくさん愛されて関係を育み、『人間』になっていくんだと思う。4ヶ月の息子の微笑みを思い浮かべつつ、そんなくさいことを考えてしまった(照)
小さい時に両親と引き離され、生きていてもしょうがない収容所で育ち、自分を助けてくれた青年から「誰も信じるな」と教えられた少年は、はじめ笑うことも出来ず、目には暗くて深い闇があった。それが初めて体験する外の世界で接した人々や出来事により、少年は人を信じ、愛し、そして愛することを徐々に覚えていく。ラストは急展開すぎるところがあったが、少年の目の熱演にすっかりやられてしまった。
オギャアと産まれた時から赤ん坊も『人』ではあるけれど、親や周りの人にたくさん愛されて関係を育み、『人間』になっていくんだと思う。4ヶ月の息子の微笑みを思い浮かべつつ、そんなくさいことを考えてしまった(照)