足りない!阪神のスペンサーくらい物足りない。

あの名作「シュレック」のスタッフが作る「ファインディング・ニモ」への対抗作というから、だいぶ前から期待して待っていた。妙に吹替え版に力が入ってるからおかしいなとは思っていたが、90分という時間といい、内容といい、ガキ向けに作りすぎ。

確かにフルCGで作られた海底世界はすごいし、キャラクターもかわいく出来てた。でもそこで敢えてガキなんかに理解できないオトナの黒い話をやるのが、ドリームワークスの心意気じゃなかったんか?ターゲットが中途半端になったぶん、どっちが見てもパッとしない作品になってしまった。

ただ唯一すごいなと思ったのは声優陣。ウィル・スミスにレニー・セルウィガー、アンジェリーナ・ジョリーにとどめはデニーロ!「オーシャンズなんとか」どころじゃない、まさに夢の競演だ。日本版ではデニーロの代わりに松方弘樹アニイがやってるのも、なかなかイキじゃないか!

ただ、主役のウィル・スミスの代わりは香取慎吾というのが話題づくりのためといえ、イマイチのキャスティングだ。あの無駄な機関銃トーク、俺なら絶対写真の彼を使うけどなぁ。

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