
寒い季節にさむーくなる作品だ。
舞台は函館郊外の漁村。そこで展開される「許されぬ禁断の愛」。しかもあらすじを見たら、親子丼ならぬ伊東美咲を挟んでの「いろんなイミの兄弟」の話と聞いちゃ、オレは黙っていられても、オレの小さな暴れん坊将軍がだまっちゃいないので見に行った。
…生殺しだった(涙)
全国数百万の同志の期待を裏切り、先っぽは見せていないのは百歩譲ってよしとしよう。でも何度かある濡れ場で全く興奮できないのはどうしてだろう?気持ちが入ってるはずの交わりでも目がうつろ。清楚なのとマグロなのはイミが違うと思う。その一方で、ほぼ同い年なのに生々しい汚れ役がすっかりハマッた小島聖はモチモチして色っぽい。将軍様もお気に召されたみたいだ。
さて、そんなことは置いといて愛の話である。演技力はともかくとして、主要3人の気持ちを観客に伝えるエピソードが少なすぎたんじゃないだろうか?なんでそんな気持ちになってるの?どうしてわざわざ抱かれに来たの?一緒に行った何人かも首をかしげていたから、俺の鈍さだけが原因でもあるまい。
7年前の失楽園は熱い対面座位でつながって、周りの雪さえ溶かしそうだったけど、今回は同じ対面座位でもすきま風が入ってきそうで、何かうすら寒いまま。
寒い季節にはこの映画よりおでん。そしておでんといえば、やっぱり彼である。
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