
一言で言えば「特濃ぉ!!」
日本では、女優がちょっと乳出して土砂降りの雨の中で「あんたぁ!」とでも叫べば「演技派に脱皮!」みたいなことを言われるが、この映画のシャーリーズ・セロンは桁が違う。13キロ太って演じたのは歯も肌もボロボロの死にかけ殺人娼婦…こんなヨゴレみたことない。
美人女優がルックスしか売りがないという評価を覆すため、あえて「醜くなって」挑戦したこの役。美の追求に小金や時間を無駄使いしている女性陣からしたら腹立つと思うけど、この気合はたいしたもの。そりゃ「頑張ったで賞」のオスカーぐらいあげてもいいと思う。ちょっとぐらいビールかけに参加したっていいと思う…。
ストーリーだって実話だし、主人公の悲しさもすごく伝わってくるんだけど…救いがなすぎ!
最初から最期まで暗いトーンの映像。出てくるのは悲しいヤツと悪いヤツとイヤなヤツだけ。幸せなはずのラブシーンですら、なんか粘着質のよどんだ空気が流れてる。もう!わかったって!
想像してみてほしい。焼肉屋でタン塩行かずにいきなり、カルビ!バラ!カルビ!ロース!骨付きカルビ!しかも箸休めのキムチやナムル、チシャ菜も飲み物もなし!…カルビ!バラ!カルビ!バラ!骨付きカルビ!!参りました。
(田中邦衛風に)観る前に飲む!
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