セザールの身長、1m39cmの高さに固定されたカメラが映し出したのは子供たちの視線で展開する小さな冒険物語。ナレーションが少々うるさかったところはあるが、その心情描写はリアルで「理不尽な大人の理屈」や「いい大人、悪い大人」について考えさせられるいい話だと思う。

でも、そんなもんより自分としては少年の夢に出てくる屁のシーンが一番だった。31年の人生で見た最強・最大・最速の屁。そんなくだらないシーンにまさかお堅いフランス映画の中で出会えるとは!
クラスで笑いを取りたい時「ウンコ」と「オナラ」があれば無敵だった低学年。そしてまだ意味がよくわかっていないながら「下ネタ」に無限の興味を持ちはじめる高学年。その変化というか成長、男子(だんし)なら誰でも心当たりのある、毛の生えるちょっと前の「あるある物語」だ。

見逃していたこの映画を旅先の札幌で見た後、ホテルのサウナに入って座ろうとしたら…
ススキノで食べたみそラーメンのニンニクがまずかったらしい。音はしなかったのに密室は沈黙に包まれた…。

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