毎年やってくる「とある事情」でメチャ忙しい合間をぬっていった割りには、全く予想通り予想以下の王道先生モノだった。それだけなら結構よかったかもしれんけど、そこに「しゃべれん」という障害者エキスを加えられたもんだから、胸焼けのする文部省映画だった。主演の「世界の荒鷲」Jrは設定上喋らずに表情だけで演技するんだけど、その表情が濃すぎる。意志を伝えられずにオドオドした感じは「和歌山出身の自称ハリウッドスター」Jrの方が適役だったに違いない。
そんな映画でもガキに先生ありがとうなんて言われるシーンでは目頭が熱くなるんだから、もしかして仕事間違えたかな?