前回のお話はこちら👇
まだチューブ系は2つ繋がったまま。
・抹消ルート(今回はPICC)
・硬膜外麻酔のカテーテル(背中)
・ドレーンチューブ(臍の左横辺り)
・尿道カテーテル
術後7日目
お腹の苦しさが治らず術後1週間が経過。
先生も毎日様子を見に来てくれていますが、
症状が改善せず、頭を悩ませていました
まず一回採血検査してみようということに!
結果、肝機能に関わるALTとγ-GTPが高値で、それ以外問題になってるものはなさそうでした。
炎症反応をみるCRPも正常らしくて…
肝機能と腸の動きはさすがに関係ないと思うけどねぇ…
先生の見立てでは、
肝機能については薬剤性肝炎になってるからかもしれないとのこと。
そちらは、肝臓の薬を投与してみて様子をみることに。
血液検査でお腹が苦しい原因は見つからなかったので、造影CTを撮ることになりました!
術後入院中に撮ることになるとは
ここで、放射線技師の私のスイッチが入ります。
先生は肝機能も少し気にしてるみたいだし、
ダイナミック造影CTでオーダーするかも🤔
単に造影CTと言っても、
撮影方法は疾患など検査目的によって
様々あります。
そのうちの一つに、ダイナミック造影CTがあるのですが、簡単に言うと…
造影剤を短時間で注入し、
注入後同じ部位を複数回撮影する撮影法です。
特に、肝臓や膵臓などの疾患で撮影することが多いです。
何回かCT検査を受けたことがある人で、
息止めの回数がいつもより多い⁉️とか、
息止め時間がいつもと違うかも⁉️と
感じたことがある方はいるでしょうか。
それは、検査目的に合わせて先生の指示や、技師が撮影の仕方を変えてるからかもしれません。
そんな予想で、いざCT室へ。
造影剤投与され、いつもより体が熱くなり、
その後息止めが連続3回…
予想的中、もうこれは確実ダイナミック造影CTだ
1人予想大会で内心大盛り上がりでした笑
その後すぐ読影してくれたのですが…
異常なしでした
ダイナミックまで撮ったのに異常なしって…
なんか色々考えて検査してもらったのに…
なんだかごめんなさいと思ってしまいました…
ただ実は、CT検査くらいから、
お腹の苦しさが良くなってきた気がしていて
もしかしたら、ちょうど腸が元気になってきたタイミングだったのかもしれないのです!
結局時間が解決した感じでしたね、きっと
結果オーライということにしましょう笑笑
夕方にはお腹が空いた感覚が出てきました
LINEや電話もできるようになり、
やっと山を越え、安心しました