今の機械はエラーコードなんかで、どこで異常が出ているかの判断が出来るのですが、昔の工場などで使われている大型パッケージエアコンなどは、異常が発生した場合異常ランプは付くのですがどこが悪いのかの判断が出来ない時があります。
圧力や温度や電流値などをチェックするセンサーは付いているのですが、どれが反応しても、知らせるのは異常ランプの点灯だけなんです。
異常ランプが点灯している時は点検すれば判断はできるのですが、やっかいなのが、異常が出たり出なかったりした時です。
確かに異常で停止したけど、点検に行ってみると正常に動いてしまっていて、点検してもどこにも異常がないなんて時は、過去に何が悪くて異常停止したのか全く判断出来ません。
そんな時に役に立つのがこのチェッカーという機械なんです。
この機械は、パッケージエアコンの基板のセンサー端子とチェッカーを繋ぎ異常が出た場合どの端子で異常が出たのか解るんです。
最大4つの端子と繋ぐ事が出来きます。
異常が出たら、写真のように赤く光るんです。
これはブレーカーを落とさない限り消えません。
写真では2番のランプが赤く点灯しているのが解ると思います。
この場合、2番に繋いだ端子のセンサーが異常を出しているという事になります。
このチェッカーを付けておけば、異常がでるまでずっと機械の前で待機している必要がありません。
正常運転しているのであればそのまま放置して、異常で停止した時にまた点検に来ればいいんです。
エアコンも何かの拍子で異常停止しても、また立ち直って正常に動いてしまう場合があります。
しかし、何処かに異常があることは間違いありませんので、修理は必要となります。
そんな時に活躍するのがこのチェッカーという機械なんです。
便利ですよ~。