現在販売されているエアコンのフロンガスは一部を除きR32という新冷媒が使われています。
一部というのは大型タイプの機械でR410Aというフロンガスが使われています。
このR410Aの入ったエアコンが販売される以前はR22というフロンガスが入ったエアコンでした。
もう17年近く前に、このR22の入った機械は製造中止となっているんですが、R22というフロンガスそのものはまだ生産中です。
R22の入った古いエアコンでもまだ元気に動いているものもありますので、その機械がガス漏れなんかの時には必要ですからネ。
しかし、このR22も2020年にはついに完全に生産中止となります。
流通はしているでしょうが、新たに生産はしない訳ですから減っていく一方となります。
現在すでにR22の生産量は減らされていますので、残っているといってもそう期待は出来ないでしょう。
そこで問題なのが、R22が無くなったら、R22の機械の修理はどうするのか?という事です。
答えは簡単です。
R22がもうなくて修理不能な場合、新しい機械への買い替えとなります。
R22の入った機械には他のフロンガスは仕様圧力の関係で入れる事が出来ないんです。
2020年になってどれだけR22の機械が残っているかはわかりませんが、おそらく大騒ぎする方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
数万で修理出来ると思っていたものが、新規購入で数百万かかるなんて事もあり得ると思います。
それが、真夏でエアコンを使わなければ商売に大きく影響するところなんかだと、もう大パニックでしょう。
そんな危機を避けるためにも、使っている古いエアコンのフロンガスの種類を把握しておく事が重要となってきます。
もしR22仕様の機械であった場合、本来ならいつ壊れてもおかしくないR22の機械は待ったなしで入替えをオススメするのですが、いきなりそうもいかない場合もあるでしょう。
そんな壊れるまで使いたいという方でも、2020年までには入替えの予定を立てておく事をオススメ致します。
2020年といえば東京オリンピックですよね。
2018年頃からは、建設ラッシュで空調業界も大忙しとなるかもしれません。
もちろん、エアコンも需要過多で在庫切れが続く可能性もあります。
という事は、2016年の今でもまんざらまだまだ先の心配という訳でもないんですよね。
とにかく、R22の機械は2020年以降は修理出来ません。
このことをお忘れなく。
使っているエアコンが「もうかなり古いな~」とお思いの方、今すぐ使ってるフロンガスの種類を確認しましょう。
品番か見えなかったり、仕様表がはがれて解らない時は最寄のエアコン修理屋さんに相談すれば調べてくれると思います。
静岡県沼津市のエアコン専門店。
㈱沼冷
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