自然冷媒に入替えた場合のメリットですが、電気代削減や機械の寿命が伸びるというものがあります。
これだけ聞いたらちょっと気になりますよね。
電気代削減は事例もありますから嘘でもなさそうです。
でも1kg何万もする自然冷媒を業務用空調機に何kgも入れてその作業費もプラスしたらいったい何年で元がとれるのでしょうか?
古いエアコンに入れたら元をとる前に壊れてしまうかもしれませんネ。
ここで一つ目のデメリットは価格が高いという事です。
そして自然冷媒に入替えたら機械の寿命がのびると言いますが、ちょっと違う感じがします。
確かに、圧縮機への負担が軽減されるというのは事実であれば理屈にあっていますのでメリットの一つと考えてもいいかもしれません。
しかしエアコンはその他いろいろな部品で構成しています。
ファンモーターもあれば電装品もあります。
圧縮機なんかよりよっぽど壊れる確率は高いです。
たった1万円でプリント基板の交換だけで直るものが、メーカーや修理屋さんなど、どこも修理対応してくれなかったら買い替えとなってしまいます。
結局高くつくような気がします。
いやいや、高いお金を出して自然冷媒に入替えた後ですから、高いものとなってしまいますよね。
そして最大のデメリットはなんと言っても、修理屋さんもメーカーも全く対応してくれなくなってしまう事です。
これでけでもOUTでしょう。
そしてもうひとつ、エアコンの知識の全くない業者は「冷媒ガスは密閉されている為漏れませんので可燃性ガスでも安心です。」なんて言うと思います。
しかし、冷媒漏れは銅管の腐食劣化などで漏れる場合が多々あります。
LPガス混合の自然冷媒だったら、恐ろしいですね。
冷媒漏れが起こったら、それこそ入替えた自然冷媒を持っている業者でないと充填は出来ません。
違う冷媒を入れて混ぜてしまったら機械は即ご臨終です。
ようは、ネット上で氾濫している自然冷媒入替え勧誘のサイトには、このようなデメリットは全く書いていないという事です。
こんな記事がありましたので紹介します。
http://tetorayade.exblog.jp/23047771/
まだまだ、一般ユーザーにはこの恐ろしさが浸透していないようです。
このブログを呼んで、共感していただける業者さんがいましたら是非拡散して頂きたいと思います。
宜しくお願い致します。