今回のエアコン点検依頼の内容は、運転が全く出来ないという事でした。
これはやっかいです。
なんせ、温まらないとかエラー表示で止まってしまうとかではないんですから。
まずは操作確認です。
ブレーカーはOK。
そしてリモコンの運転ボタンを押してみます。
やはりウンともスンとも言いません。
次に確認するのは室外機です。
室外機のカバーを開けて目視点検をしたころ、ありました異常個所。
プリント基板のヒューズがとんで、圧縮機の電磁開閉器というものの結線部分がコゲていました。
続いてプリント基板を外して確認してみると、プリント基板の裏も真っ黒にコゲていました。
もうプリント基板はご臨終です。
では、プリント基板を交換すれば動くのでしょうか
いやいや、そう甘いもんじゃないんですよね~。
ここで大事なのが、プリント基板が焦げてしまった理由を探さなければいけない事なんです。
もし新しいプリント基板に交換して運転してまた同じように焦げてしまったら、新しいプリント基板が無駄になってしまいますよね。
それは避けたいです。
さてどうしましょう。
今回の状況でチェックしたいポイントは、圧縮機のスイッチでもある電磁開閉器の結線部分が焦げていたという事です。
これは、圧縮機の何等かの原因で過電流が流れて焦がしたという可能性が大です。
そこで今回試したのが、圧縮機との配線を外しての運転です。
もちろん、プリント基板は新しいものに交換済です。
圧縮機との配線は外していますから、圧縮機は動きませんがその他の運転は正常でした。
という事は、やはり圧縮機が原因でプリント基板や結線部分を焦がしてしまったようですね。
残念ながら、修理代は250,000円コースです。
圧縮機・電磁開閉器・プリント基板の購入に冷媒の回収や新規充填、部品交換作業費などなどです。
ちなみに、今回の機械は3馬力の業務用エアコンでした。
静岡県沼津市のエアコン専門店。
㈱沼冷です。
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