エアコンにも寿命があります。
よく10年でダメとか15年はもつとか言いますがみんな曖昧な理由で、なんの根拠もありません。
本来は、エアコン自体の寿命ではなく圧縮機の寿命なんですよね。
圧縮機の寿命は通常20,000時間と言われています。
単純計算で一日10時間使ったとして冷房のみ年間120日で年間1200時間。
20,000時間÷1200時間で約16年ですね。
でも、壊れずに16年使ったとしても、電気系統が壊れたり室外機のファンモーターが壊れたりと、圧縮機以外の故障も多くあります。
実際、ルームエアコンの交換部品で一番多いのは電気系統のプリント基板です。
次に室内機や室外機のファンモーターですかね。
圧縮機が壊れず16年持ったとしても、その間に何度か修理はすると思って下さい。
また圧縮機が壊れずに16年動いたとしても、購入時の能力はまず出せません。
車も新車時のカタロクスペックで280PSあっても50,000km乗ったら280PSのパワーなんてでませんよね。
同じ事です。
10年使って基板が故障したりして、「修理代が20,000円かかるなら、最近効きも悪いし交換しちゃおうかな」なんて考える人も多いと思います。
エアコンの寿命が10年というのはこんなとこからきているのではないでしょうか?
実際はエアコンも機械なんで当たりハズレもありますし使い方にもよりますから、一概に圧縮機の寿命だけで決められませんけどネ。
まあ、基準として覚えておいてもいいかなって感じです。