柘植久慶(つげひさよし)著の「富士山大噴火」を読みました。
何十年ぶりかで、感想文というものを書いてみます。
小学生の時以来かな
内容は、題名の通り富士山が大噴火するストーリーです。
舞台が私の住む沼津市やら御殿場市が出てきますので、ドキドキでした。
この本を読んでまず感じた事は、被災者の気持ちはやはり被災者でないと解らないという事です。
この本の中でも、政府の散漫な動きが描かれてます。
記憶に新しい東日本大震災でもそうでしたよね。
その時は確かに私も怒りを覚えましたが、今回沼津在住の被災者になったつもり(読んでいてなってしまいました。)でこの本を読んでいたのですが、東日本大震災の時に感じた怒りの数十倍の怒りを覚えました。
そう思った時はショックでしたね。
仮想被災者になっただけでもこれだけの怒りが沸いてくるのですから、震災当時に本当に被災された方の気持ちや怒りをわかったつもりでいた自分が恥ずかしくなってきました。
富士山近辺に住んでいる方々、是非仮想被災者になってみて下さい。
そして、現在心配されている東海大地震への備えをもう一度考えなおしてみましょう。