今日、12系の送り込み回送を牽引するEF65 501を撮影しに行ったら、青塗装に戻ったEF64 1001が代走でやって来ました。
(EF64 1001・岡部〜本庄・2017年11月1日)
長年ぶどう色で活躍してきたEF64 1001ですが、今年の全検で登場時の青15号+クリーム1号の原色に戻されました。しかも白HゴムでJRマークなしという国鉄時代の出で立ちで、上越線の臨時急行を牽引していた時代を彷彿とさせてくれました。
EF64 1001は1980(昭和55)年度に長岡運転所に新製配置されました。登場してしばらくは試験を兼ねてEF15形牽引の貨物列車の先頭に立っていました。
(EF64 1001・八色〜小出・1980年8月)
なおEF64形1000番代1次車には新製当時、作業灯は設置されていませんでした。
定期運用を持って営業運転を開始したのは1980(昭和55)年10月のダイヤ改正からだったと思います。
(EF64 1001・小出・1981年3月)
1980(昭和55)〜1982(昭和57)年までは小出に住んでいたので、EF64 1001をみる機会も多かったと思います。
EF64形1000番代3次車が長岡運転所に投入された後、1次車は高崎第二機関区に転属しました。
自分も神奈川に引っ越ししたので、EF64 1001をみる機会も減りましたが、1986(昭和61)年に高崎第二機関区で開催された一般公開イベントではEF65 501と並んで展示されていました。
(EF64 1001/EF65 501・高崎第二機関区・1986年3月)
まさかこの2両が現在でも高崎の2トップとして活躍しているのは感慨深いですね。
この頃は作業灯が増設されています。今回の復元はこの時代の仕様ということですね。
原色のEF64 1001を見たのがこれが最後だったと思います。
国鉄分割民営化直前の1987(昭和62)年3月に、EF64 1001の塗装をぶどう色+白帯に変更しました。
(EF64 1001・高崎機関区・2004年12月11日)
この塗装は12系お座敷車「くつろぎ」に合わせたものだと言われています。
(スロフ12 822・横川・2003年1月12日)
またD51 498やEF55 1のサポートとしても活躍。
(EF64 1001・新町〜倉賀野・2009年1月16日)
結局30年以上と原色よりも遙かに長い間、ぶどう色で過ごしてきました。
(「カシオペア紀行」EF64 1001・北朝霞〜西川口・2016年9月17日)
(EF64 1001・岡部〜本庄・2017年11月1日)
実に31年ぶりにこの塗装のEF64 1001を見ましたが、やっぱりいいもんですね。今後の活躍に期待したいところです。