えちぜん鉄道福井〜福井口間の一部は北陸新幹線の高架線を利用して仮営業しています。その区間を見てきました。
(7001・福井・2017年10月9日)
えちぜん鉄道は、前身の京福電鉄時代から福井駅周辺の高架化事業が始まり、1997(平成9)年から仮線で営業していました。
当初は京福電鉄を2階、北陸新幹線を3階とする計画でしたが、2階建てに下方修正して高架線が竣工。当時はまだ北陸新幹線の建設が認可されていなかったので、京福電鉄を仮に高架化する計画となりました。
その後、北陸新幹線の着工が具体化してくると、北陸新幹線とえちぜん鉄道の単線並列案も浮上しましたが、北陸新幹線の着工が決まったため、えちぜん鉄道を独立して高架化し、工事中は北陸新幹線の路盤で仮営業する事となりました。
ということで2015(平成27)年から仮営業を行っています。
現在、北陸新幹線の高架橋は北陸本線福井駅の東で途切れています。
(福井・2017年10月9日)
写真右に見える建物が、建設中のえちぜん鉄道福井駅です。
(福井・2017年10月9日)
構内には出札窓口、改札口、待合室、便所が完備。エレベーターも仮設されていてバリアフリー対策も万全です。
(福井・2017年10月9日)
ホームへの階段は、打ちっ放しのコンクリートを突破するイメージ(笑
(福井・2017年10月9日)
(福井・2017年10月9日)
(6109・福井・2017年10月9日)
左奥が建設中のえちぜん鉄道福井駅となります。
ホームから敦賀方向を見るとこんな感じです。
(福井・2017年10月9日)
北陸新幹線の建設用地が一望できます。
ちなみに北陸新幹線開業後も福井駅は1面2線の模様。
北陸新幹線の路盤上には1,067mm軌間のバラスト軌道が敷設されています。
(7001・福井・2017年10月9日)
福井駅のとなりにある新福井駅も仮駅です。
(7010・新福井・2017年10月9日)
北陸新幹線の路盤を利用しているため、この区間は複線になっています。
ちなみに新福井駅と福井駅の距離は500mしか離れていないので、福井駅が見えます。
新福井駅は2面2線で、仮設ホームと上下線を結ぶ踏切が設置されています。
(新福井・2017年10月9日)
仮設とはいえ、新幹線の高架橋に踏切があるって面白いですよね。
(新福井・2017年10月9日)
(新福井・2017年10月9日)
高架線は新福井駅の先で終了。えちぜん鉄道はこの先で単線となって、仮のスロープを降りていきます。
(新福井・2017年10月9日)
写真右側にあるのが、建設中のえちぜん鉄道高架線。こちらは福井口駅も含めて高架化されます。
建設中の新福井駅。こちらも2面2線ですね。
(新福井・2017年10月9日)
(新福井・2017年10月9日)
そんなわけで、
新福井仮駅は無人駅ですが、エレベーターも備わっています。
(新福井・2017年10月9日)
もっとも上下線を結ぶ踏切は階段でしたが。
駅入り口から見上げた高架橋。
(新福井・2017年10月9日)
左がえちぜん鉄道です。どちらも立派ですね。
建設中のえちぜん鉄道新福井駅の入口。
(新福井・2017年10月9日)
どちらも似ている雰囲気です。
新駅は2018(平成30)年夏から供用開始予定です。そうなれば仮駅もなくなります。
いまなら北陸本線の特急を見ることもできるので、ぜひ行ってみてはいかがでしょう。
(「サンダーバード」クロ683-6・福井〜森田・2017年10月9日)