
(301-B・山下〜松原・2017年2月14日)
300系は1999(平成11)年から営業運転を開始。現在10編成が運用されています。従来車と比べバリアフリー化を進め、2車体3台車の連節方式を採用しました。
東急世田谷線とその前身となる東急玉川線(玉電)で運行した連節車は1955(昭和30)年に登場した200形以来となります。

(デハ204・電車とバスの博物館・2009年6月3日)
200形はモノコック構造の車体や中空軸平行カルダン駆動、HSC発電ブレーキ連動電磁直通空気ブレーキを採用するなど、当時としてはかなり先進的でしたが、1969(昭和44)年の玉川線廃止で廃車されました。
存続した世田谷線に転用されなかったのは保守の面倒さや扉の位置の問題だったそうですが、14年という短命に終わりました。
そんな200形の廃車から30年を経て連節車が登場した300系。そして2005(平成17)年に200形登場50周年を記念して301Fを玉電カラーにしました。

(301-A・山下〜松原・2017年2月14日)
300系は全編成が違うカラーですが、このうちアルプスグリーンの301Fがリバイバルカラーに選ばれました。この配色は意外と似合いますね。