
(「流氷物語号」キハ54 508・北浜・2017年2月10日)
「SL冬の湿原号」が運休した理由は、昨日の点検でC11 171の車輪に基準値を超える滑走痕が見つかったため。要はブレーキロックして踏面に大きなフラットができてしまったという事です。プレスリリースは2月10日0時1分に出ていたのですが、そんな時間にサイトチェックなんてしなかったので、釧路川の撮影現場で知ってびっくり。
でもまぁ、走らないなら仕方がない。ということで早々に現場を離脱して北上を開始しました。
とはいうものの「流氷物語号」の運行区間は網走〜知床斜里間。流氷と一緒に撮影できる北浜駅付近までは3時間ぐらいかかります。やっぱり北海道はデッカイドーですね。
それでも「流氷物語3号」には間に合いました。

(「流氷物語号」キハ54 508・北浜・2017年2月10日)
流氷が接岸しているのでオホーツク海も真っ白ですね。
下り列車は北浜駅で10分ほど停車して、乗客が流氷の風景を楽しむことができます。こちらはその時間を利用して移動。鉄橋を渡る「流氷物語号」を撮影しました。

(「流氷物語号」キハ54 508・北浜〜原生花園・2017年2月10日)
赤い鉄橋と川に流れ込んだ流氷がいいアクセントになったかなって思います。
「流氷物語3号」は知床斜里駅に到着後、釧路へ向けて回送されます。その回送列車を清里町駅で撮影しました。

(キハ54 508・清里町・2017年2月10日)
キハ54 508は「オホーツクブルー」車両。青をベースに知床連山とエゾスカリユリを描いています。
キハ54 507は「白」車両。

(キハ54 507・清里町・2017年2月10日)
白をベースに流氷とクリオネを描いています。
この「流氷物語号」は昨年に運行を終了した「流氷ノロッコ号」の後を受け継いだもので、今後の活躍が期待されています。
ということで撮影終了。
ところで「SL冬の湿原号」ですが、滑走痕が発見されたのは動輪だそうで、JR北海道では削正ができないため、2月11日以降は2月11日以降はディーゼル機関車の牽引と発表されました。
ということで明日もSLを撮ることはできないわけですが、せっかく釧路に来ているので「DL冬の湿原号」でも撮りましょうかね。