
(キハ40 1008・烏山・2017年2月3日)
烏山線のキハ40形は1979(昭和54)年に登場しました。原形は暖地向けの2000番代で、2011〜2020の10両が宇都宮運転所に配置されました。
その後2018〜2020の3両が水戸運転所に転出。2011〜2017の⒎両は1986(昭和61)〜1987(昭和62)年にトイレを撤去して1000番代1001〜1007に改番されました。同時に白地に緑のM字模様を配した烏山線の地域色に塗り替えられました。
ちなみに国鉄時代のキハ40系の改番はこの1000番代のみです。
全車JR東日本に承継後、1006は小牛田運輸区に転属しました。残る1001〜1005と1007は1990(平成2)年にロングシート化とワンマン運転対応化改造を実施しました。
1991(平成3)年には高崎運転所配置のキハ40 2087を改造した1008が転入。1995(平成7)年には水郡線営業所配置のキハ40 2139を改造した1009が転入しました。
なおキハ40 2087は冷房化改造を受けていたので、烏山線初の冷房車となりました。
そして1001〜1007、1009は1995(平成7)年から冷房装置の搭載改造を実施しました。
2014(平成26)年に蓄電池電車E-EV301系「ACCUM」の営業運転が始まり、14往復中3往復が「ACCUM」に置き換えられました。残る11往復に2両編成3本が充当されていますが、通常日中は1本のみの運行となっています。ただし現在「ACCUM」は検査入場中でキハ40形が代走しているので、日中でも2編成を撮影することができます。
ということでまずは330Dを撮影。

(キハ40 1009・宝積寺〜下野花岡・2017年2月3日)
先頭に立つのは烏山線色のキハ40 1009。この車両は烏山線のキハ40形で唯一の新潟鉄工所製です。ちなみに他の車両は地元の富士重工業製。
撮影後烏山駅まで移動しました。烏山駅には「ACCUM」運用の代走編成が10時58分〜12時29分まで昼寝しています。

(キハ40 1007・烏山・2017年2月3日)
「ACCUM」が走ってこないので、ゴツい急速充電設備も休止中。ただし3月4日以降はフル稼働となります。
キハ40 1007は2011(平成23)年に国鉄一般色に塗り替えられました。国鉄一般色は2010(平成22)年に塗り替えられたキハ40 1003も在籍しています。
そして、1332Mの代走を撮影するために移動しました。先頭に立つのは烏山線色のキハ40 1008です。

(キハ40 1008・小塙〜滝・2017年2月3日)
前述の通り、キハ40 2087時代に冷房改造されていた車両で、烏山線用キハ40形で最初の冷房車です。
小塙駅では後尾のキハ40 1007を順光を後追い撮影することができます。

(キハ40 1007・大金〜小塙・2017年2月3日)
1332Mと大金駅で交換した331Dは、330Dの編成でした。先頭に立つのは首都圏色のキハ40 1004。

(キハ40 1004・小塙〜滝・2017年2月3日)
2012(平成24)年に首都圏色に塗り戻されました。首都圏色はもう1両、2013(平成25)年に塗り戻されたキハ40 1005が在籍しています。
ちなみにこの場所は大きくカーブしているので両方向とも順光で狙えます。

(キハ40 1009・小塙〜滝・2017年2月3日)
短時間の撮影ながら烏山線色、一般色、首都圏色を撮影することができて満足です。