鉄道の車庫や工場の一般公開イベントって、色々なところで開催されていますが、自分が初めて行ったイベントは1984(昭和59)年の浜松第二機関区のイベントでした。
このイベントは夏休みということもあって8月1日〜31日という前代未聞の開催スケジュールでした。自分は初日に行きました。
(EF66 901/EF59 1・浜松第二機関区・1984年8月1日)
展示車両は色々あったわけですが、東海道・山陽本線の主だったEF66 901の傍らにセノハチの補機だったEF59 1がいたのに当時は感動した記憶があります。
EF66 901は解体されてしまいましたが、EF59 1は碓氷峠鉄道文化むらに保存されています。
こんな感じで普段東海道線では見ることができない機関車が数多く展示されていました。
碓氷峠のシェルパだったEF63 14。
(EF63 14・浜松第二機関区・1984年8月1日)
実はEF63形を初めて見た瞬間でした。
飯田線の主だったED62形。
(ED62 9・浜松第二機関区・1984年8月1日)
ED62形は何両か展示してました。さらに大糸線で活躍していたED60形も展示されていました。
(ED62 1/ED60 1・浜松第二機関区・1984年8月1日)
この2両は長野総合車両センターに長らく留置されていましたが、残念ながら解体されてしまったらしいです。
簡易線区用のDD16形も展示されていました。
(DD16 1・浜松第二機関区・1984年8月1日)
後ろにはDD51形が見えますが、当時は珍しくもなかったのでフィルム節約のために撮影していなかったようです。同じようにEF15形も撮っていなかったり。現在のデジカメからは考えられない状態ですね(笑
当時は浜松工場の入換専用機だったED18 2も展示されていました。
(ED18 2・浜松第二機関区・1984年8月1日)
ED18 2はこの後車籍が復活して飯田線で使用されました。現在はリニア・鉄道館で保存されています。
EF60形は3次形と4次形が展示されていました。
(EF60 67・浜松第二機関区・1984年8月1日)
(EF60 93・浜松第二機関区・1984年8月1日)
直流新型電機の進化がうかがい知れました。
そして荷物列車運用から撤退したEF58形もたくさん展示されていました。
(EF58 165・浜松第二機関区・1984年8月1日)
(EF58 164・浜松第二機関区・1984年8月1日)
(EF58 125・浜松第二機関区・1984年8月1日)
(EF58 157・浜松第二機関区・1984年8月1日)
EF58 157はJR東海に承継されて、現在はリニア・鉄道館で保存されています。
EF58はこのほかにも展示されていて、車体と台車を分離した展示もありました。
電車の展示もありました。
(クハ66005・浜松第二機関区・1984年8月1日)
モハ62系はモハ72系のアコモデーション改善車で、台枠と足まわりを流用して115系並の車体を新製したものです。同じように製造された72系970番代は制御機器を載せ替えて103系3000番代になりましたが、モハ62系は新性能化されることなく引退しました。
このほかクモル23形や、クエ28形なども展示されていました。
この年は各地で一般公開イベントが開催されていました。これも国鉄時代末期だったからなのでしょうかね?