北海道新幹線開業後の789系転用について考えてみた | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

北海道新幹線の開業で余剰となる789系は2017(平成29)~2018(平成30)年に札幌圏への転用と785系の一部廃車が発表されています。

(「スーパー白鳥」クロハ789-102・上磯~茂辺地・2009年8月8日)
ん? 一部廃車? これはどういう感じになるのかなと考察してみました。

まず、現在の785系、789系編成について整理しておきます。

789系100番代・785系300番代「スーパー白鳥編成」
現在は半室グリーン車組み込みのHE100番代編成3両とオール普通車のHE200番代の3両を組み合わせた6両が基本編成となっています。

(「スーパー白鳥」クロハ789-102・渡島当別~釜谷・2006年8月27日)

(「スーパー白鳥」クハ789-202・中小国~津軽今別・2010年12月4日)
どちらも6本分あります。

さらに増結用の2両ユニットとしてHE301・302編成が在籍。

(「スーパー白鳥」クハ789-301・渡島当別~釜谷・2006年8月27日)
加えて785系300番代のHE303編成がいます。

(「スーパー白鳥」クハ784-303・青森・2010年12月4日)
H303編成はこの改正で引退すると考えられます。

789系はもともと札幌圏への転用を考慮して、2扉化を想定したスペースが確保されていますので、これらの改造工事を施した上で転用されると思われます。またクロハ789形はオール普通車化されるのではないかと予想されますが、窓割り等まで改造するかはわかりません。

789系1000番代
札幌圏で運用していて指定席uシート車組み込みの5両編成となっています。

(「スーパーカムイ」クハ789-1006・白石~厚別)
1編成が事故で廃車となり、現在は6編成で運用中ですが、今後もこのままいくものと考えられます。

785系
789系1000番代に合わせてuシートを組み込んでいますが、4両編成を5両編成化したNE1~5編成と、2両編成のNE101~104編成を組み合わせて5両化したNE501・502編成の2タイプ7編成が所属しています。

(「スーパーホワイトアロー」クモハ785-3・伊納~近文・2007年5月29日)

(「スーパーホワイトアロー」クハ784-104・苗穂~白石・2007年5月27日)
785系は現在合計37両在籍しているのですが、発表ではこのうち27両を置き換えるとのこと。つまり10両は生き残ると言うことになります。

単純に考えれば車齢が若いuシート車のモハ784形500番代5両とモハ785形500番代2両の合計7両は生存し、789系と組み合わせることが考えられます。

(モハ784-505・旭川・2010年6月2日)

(モハ785-501・旭川・2010年5月5日)
残る3両ですが、そのうち2両はモハ785形500番代とペアを組むクハ784形が濃厚かと思われます。

(クハ784-3・札幌・2009年8月8日)
そして785系7編成に対して789系は6編成しか用意できず、札幌方先頭車が1両不足するようです。そうするとクモハ785形が1両残ることになるのかと予想されます。これで785系の残存車合計10両です。
この考え方では789系の中間車が6両、増結用車両が2両余剰となりますが、これらは予備車となるのではと予想しています。

まぁあくまで予想ですけど。