
(クモハ213-2・網干総合車両所・2015年11月3日)
網干総合車両所はJR西日本山陽本線網干駅の西側に位置する車両基地と工場です。
車両基地の前身は1968(昭和43)年に開設された明石電車区網干派出所で、1970(昭和45)年に網干電車区として独立.。国鉄時代は113系が配置されていました。

(網干総合車両所・2015年11月3日)
JR西日本に承継された後、2000(平成12)年4月1日に工場機能を有した網干総合車両所に改装されました。

(網干総合車両所・2015年11月3日)
これは1995(平成7)年1月7日に発生した阪神淡路大震災で被災した鷹取工場の機能を移転したものですが、同時に明石電車区を網干総合車両所明石支所とする下克上が起きています。
現在では宮原、加古川、放出、高槻も網干総合車両所の派出所となっており、その組織はかなり大きなものとなっています。
工場新設の山陽本線の下り本線を移設車両所北側に移設しています。そして旧下り本線は洗浄線として利用されています。

(クハ222-2068・網干総合車両所・2015年11月3日)
2000(平成12)年まではここが本線だったわけです。
第1検修庫は、JR西日本の新型車両を編成単位で検修できるジャッキを備えています。

(クハ222-2086・網干総合車両所・2015年11月3日)
隣には台車検修設備を設けています。
第2検修庫は国鉄形や短編成の車両の検修を行なっており、こちらにはクレーンが備えられています。

(クモハ213-2・網干総合車両所・2015年11月3日)
2000(平成12)年に開設された工場でクレーンを持っているというのは珍しいかもですね。
第3検修庫は仕業検査、交番検査など日常検査に使用する検修庫です。

(クハ221-30/クハ221-80・網干総合車両所・2015年11月3日)
221系が並んでいますが、左が更新車でライトが変わり、前面にも行き先表示器が設置されました。
103系がまだいるのもJR西日本らしいですね。

(クハ222-1005/クモハ102-3005・網干総合車両所・2015年11月3日)
223系には転落防止策が増設されていました。
さて、今回網干を訪ねた最大の目的のひとつがマイテ49 2です。

(マイテ49 2・網干総合車両所・2015年11月3日)
客車時代の特急列車のステイタスシンボルだった展望車。これがまだ現役だというのが凄いです。詳細は改めて報告しようと思います。
そして久しぶりに公開された建築限界測定車オヤ31形。

(オヤ31 11・網干総合車両所・2015年11月3日)
滅多に使われる機会がない車両ですが、まだ現役です。こちらも改めてブログを書きたいと思っています。
このほかDD%1形も展示されていましたが、やはり国鉄の希少車を見ると気分が高揚しますね。