115系横須賀色が横須賀線を走りました | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

6月13~14日は「とこすかYYのりものフェスタ」というイベントが開催されていますが、それに関連して13日は115系横須賀色の団体臨時列車が運行されました。

(クハ115-1084・北鎌倉~鎌倉・2015年6月13日)
横須賀色というのは文字通り横須賀線で運用していた電車に施された塗色で、1950(昭和25)年ごろ。当時運用されていたモハ32系やモハ42系にクリーム2号と青2号の塗色を施したことが起源となるようです。1951(昭和26)年から横須賀線に新製配置されたスカ形電車モハ70系が登場して、横須賀色(スカ色)として定着。1962(昭和37)年に塗色をクリーム1号+青15号に変更し、113系にも受け継がれました。
クリーム色は砂浜、青は海を表現したものというのが一般的ですが、一説には1940(昭和15)年開催予定だった東京オリンピックのイメージカラーだったとか。
そんなスカ色ですが、横須賀線以外にも普及。横須賀線と直通運転を実施した総武本線や、房総各線もスカ色となった他、身延線や御殿場線、飯田線などで運用された旧型国電はスカ色を採用したので、旧型国電のイメージも強いですね。
モハ70系の低屋根仕様であるモハ71系が投入された中央東線もスカ色が採用され、通称山スカ色として115系にも引き継がれ、最近まで親しまれました。
今回の団臨に使用されたのは115系長野車C1編成。山スカ色にリバイバル塗装された編成です。

(クハ115-1123・北鎌倉~鎌倉・2015年6月13日)
横須賀線を走るスカ色としては113系が本筋ですが、JR東日本の113系はすでに消滅しています。もっとも週末の快速列車などで山スカ色の115系豊田車が最近まで運行されていたので、まったくでたらめなわけでもありません。

115系の団臨は東京~横須賀間の1往復と、その合間に大船~横須賀間を1往復運行。関連して大船~横須賀間の回送列車も運行されました。

(クハ115-1123・横須賀・2015年6月13日)
大船~横須賀間の団臨では「臨時」表示となっていました。

(クハ115-1084・横須賀・2015年6月13日)
駅の表示も凝っていましたね。


(横須賀・2015年6月13日)
山スカ色の115系豊田車が運用離脱した今、横須賀色を関東で日常的に見ることはできなくなりました。そういった意味では今回のスカ色運転はありがたいことですね。

(クハ115-1084・横須賀・2015年6月13日)
またこのようなシーンを見ることができるのでしょうか。