
遠州鉄道奥山線は遠鉄浜松~奥山間を結んでいた762mm軌間の軽便鉄道で1964(昭和39)年11月1日に廃止されています。前身となる浜松軽便鉄道は1923(大正12)年4月15日に全通。その後1938(昭和13)年に天竜浜名湖鉄道の前身となる国鉄二股線が開業し、金指駅の西側で交差するようになりました。その際、先に開業していた浜松軽便鉄道が国鉄二股線をオーバークロスすることになり、高架橋が建設されました。
現存するのは天浜線をまたぐ部分。東側は線路をまたいだところで途切れていて、そこから金指駅の間は道路になっています。

西側も線路をまたいだところで途切れていますが、土手区間用の壁がそのまま残っているので、さらに異様な光景になっています。

遠州鉄道奥山線の廃線跡はまだいろいろあるようなので、今度はじっくり探索してみたいと思います。