
(EF55 1・鉄道博物館・2015年4月12日)
EF55 1が設置されたのはターンテーブル上です。
引退後EF55 1は高崎車両センターの車庫内で保管されていたため、保存状態はとてもいいようです。

(EF55 1・鉄道博物館・2015年4月12日)
欲を言えば、先頭部分がカバーされた、登場時の姿に復元してもらいたいところですが、そうなると入れ換えも大変そうですね。
今まではなかなか見ることができなかった後位の運転台もじっくり見ることができます。

(EF55 1・鉄道博物館・2015年4月12日)
連結器左右には電気暖房用のKE1形ジャンパ連結器も残っています。

(EF55 1・鉄道博物館・2015年4月12日)
この電気暖房は東海道本線と横須賀線が電化された際に、直流1,500Vを客車に供給したもので、1925(大正14)年から運用を開始しましたが、戦局の悪化に伴って1944(昭和19)年に休止。以後は蒸気暖房に戻り、1950(昭和25)年までに撤去されています。
現在の電気暖房は単相交流1,500Vを供給するもので、ジャンパ連結器もKE3形で異なります。
EF55形はその運用上ターンテーブルを必要としていたため、鉄道博物館でもC57 135同様にターンテーブルの回転イベントを実施しています。

(EF55 1・鉄道博物館・2015年4月12日)
方向転換中には汽笛吹聴も実演されますが、館内に響き渡るホイッスルもいいものですね。

(EF55 1・鉄道博物館・2015年4月12日)
ところでEF55 1の展示に際して、開館以来ターンテーブル上で展示されていたC57 135が移動しました。

(C57 135・鉄道博物館・2015年4月12日)
C57 135が展示されている場所は線路はありましたが、今まで車両の展示はありませんでした。なおEF55 1の搬入と同時にキハ41307も展示場所移動。今までキハ41307が展示されていた場所は空きスペースになりました。もしかすると、C57 135をターンテーブルに乗せる際はここにEF55 1を移動させるのかもしれないですね。
ちなみにキハ41307はDD13 1が展示されていた場所に移動。そしてDD13 1は一旦退場しました。DD13 1の展示再開は2015年度末とのことです。
鉄道博物館は今後増築することになっていますが、貴重な車両はまだたくさんありますので、もっと展示車両を増やして欲しいものですね。

(EF55 1・鉄道博物館・2015年4月12日)