485系最後の特急「白鳥」 | はやこま すていしょん!

はやこま すていしょん!

更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

3月14日のダイヤ改正で485系特急「北越」が廃止され、485系を使用した特急は「白鳥」だけになりました。

(「白鳥」クロハ481-3019・渡島当別~釜谷・2006年8月27日)
使用される車両が485系3000番代だけとなってしまいましたが、MT54サウンドを響かせる貴重な特急列車です。

「白鳥」は1961(昭和36)年10月1日に大阪~上野・青森間のディーゼル特急として登場しました。後に上野「白鳥」は「はくたか」として独立。1972(昭和47)年の日本海縦貫線全線電化開業で、青森運転所の485系に置き換えられました。そして世界最長距離の電車特急列車となりました。
そして自分が初めて「白鳥」に出会ったのがこの写真。

(「白鳥」クハ481-334・長岡・1980年)
青森運転所時代の「白鳥」はサロ481形を2両連結した13両編成だったり、485系1500番代の先行営業に使用されたりするなど、話題が豊富な列車でした。

1982(昭和57)年11月15日のダイヤ改正で急行「しらゆき」を格上げして福井~青森間の「白鳥1・4号」が設定され2往復体制に。この「白鳥1・4号」は食堂車なしの「485系9両編成青森車でした。
自分が初めて「白鳥」に乗車したのはこの頃です。

(「白鳥」クハ481-200・新潟)
このころの「白鳥」というとクハ481形200番代というイメージが強かったです。

1984(昭和59)年11月1日に「白鳥3・2号」の食堂車が脱落。
1985(昭和60)年3月14日のダイヤ改正で「白鳥1・4号」は「北越」と「いなほ」に分離されて消滅。大阪~青森間の「白鳥」は向日町運転所に移管されて、10両編成に。しかし翌1986(昭和61)年11月1日に上沼垂運転所に運用移管し、9両編成となりました。この頃は「白鳥」にもまさかのボンネット先頭車が入るようになっていました。

(「白鳥」クハ481-22・直江津~谷浜・1989年8月)
その後上沼垂色の「白鳥」も登場しましたが、1997(平成9)年に京都総合運転所に移管。2001(平成13)年3月3日で廃止となりました。

2002(平成14)年12月2日の東北新幹線八戸開業に伴い、在来線特急を「はつかり」から「白鳥」に名称変更して「白鳥」が復活しました。運転区間は八戸~函館間を大きく変わりましたが。

(「白鳥」クハ481-3020・小湊~西平内・2010年12月3日)
車両は青森車両センターの485系を使用。リニューアルされた3000番代が主体でした。
函館では「日本海」と顔を合わせることもありました。

(「白鳥」クロハ481-3017・函館・2004年4月23日)
また485系1000番代も残存していたので、懐かしの「白鳥」を見ることもできました。

(「白鳥」クロハ481-1013・函館・2005年12月17日)
今は国鉄色の「白鳥」を見ることはできなくなりましたが。

そんな485系「白鳥」もあと1年で終了してしまいます。今年は青森に何回かは通いたいところです。