【鉄道温故知新】函館本線岩見沢駅の「ばんばの像」 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

1976(昭和51)~1980(昭和55)年まで札幌に住んでいたころは、北海道専用の車両をたくさん見ることができてとても楽しい4年間でした。そして新潟県小出町への引っ越しが決まった1980(昭和55)年の夏休みに、岩見沢まで小旅行をしました。目的は岩見沢第2機関区に留置されていたED75 501の撮影。ED75 501は広大な岩見沢第2機関区の一番南の留置線にあり、駅から延々歩いてたうえに、職員の人にお願いして連れて行ってもらいました。当時の国鉄はおおらかで、親切な職員の人もたくさんいたのですよ。

そして、岩見沢からの帰りは特急「おおぞら4号」に乗車。これが生まれて初めて自分で特急券を手配して乗車した列車です。出発するときに地元の白石駅の出札窓口で駅員にお願いして特急券を手配しました。この当時は白石駅にみどりの窓口はなく、駅員がどこかに電話をして複写式の切符に座席番号を書き込んで切符をつくって発券してもらいました。

そして乗車した「おおぞら4号」。そう石勝線の開業2カ月前だったので「おおぞら」は札幌から函館本線を滝川まで走り、そこから根室本線に入っていました。そして「おおぞら4号」「おおぞら5号」は新鋭キハ183系が隔日で運用に入っていたころで、わざわざキハ183系を狙って乗車しました。今考えると「そこはキハ82だろ」って思いますが、小学生のころだから、最新鋭車両の方が好きだったりしたんでしょう。

岩見沢駅の2、3番ホームには地元の娯楽であるばんえい競馬の像「ばんばの像」が置いてあり、小学6年生の稚拙な腕でこれとキハ183系を絡めた写真を撮っていました。

一体何がしたかったんでしょうね? ホームの発車案内板は単に行き先方面を電光式で示すだけのものでした。

あれから34年、2014(平成26)年に岩見沢駅に行ったら、まだばんえい競馬の像があることに気づいて、当時を思い出しながら写真を撮ってみました。もちろん「スーパーおおぞら」は来ませんので「スーパー宗谷」代用(笑

本当は「オホーツク」だと良かったのですが、タイミングが合いませんでした。
比べてみるとホームが3、4番線に変わり、案内表示はLED式に進化しました。隣のホームの屋根は一新されていますが、こちらのホームは当時のままのようです。
そして「ばんばの像」は柵が撤去されただけで当時のまま残っています。調べてみたらこの「ばんばの像」は1980(昭和55)年4月10日に設置されたそうです。つまり、当時は設置されたばかりだったのですね。
この「ばんばの像」はこれからも岩見沢を通過する列車を見守り続けるのでしょう。きっと。